イタリア・トスカーナ産オリーブオイル 最高級のエキストラバージンオイル

イタリアトスカーナより最上級のオリーブオイルをお届けします。 サラサラして軽く、フルーティなオリーブオイルの風味をお楽しみください。これまでのオリーブオイルの印象が変わると思います。また健康にもおすすめです。全てイタリアから直輸入して販売をしております。

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2021年08月11日


ローマ時代のグルメに想いを馳せて
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ガルムとColatura di alici の違い。
ガルムは、イタリアの古代ローマ時代には 鯖・まぐろ・イワシ・きびなごなど脂が乗った魚の内臓を塩水に漬込んで発酵させて作る魚醤でした。
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作っている最中は 物凄い腐敗臭がする物の 完成品はとてもまろやかな風味となり 庶民から富裕層までの食材だったようです。ローマ時代の料理本(エピキウス、アピキウス)には 必ずと言ってよいほど ガルムを使っていた事が明記されているようです。
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ローマ帝国が滅亡するとガルムも同時に衰退してその後イタリアで製造をそのまま残した場所が アマルフィー海岸入り口付近のCETARA(チェターラ)ここでは 3月から7月までの片口イワシ(ALICI)で 現在は頭と骨と内臓を取り除いて 木樽にお塩をミルフィーユのように重ねて樽をしめ上に重りを乗せて発酵させていきます。昔は 内臓を塩水で発酵させてましたが 現在は内臓は取り除いていると思います。
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市販の安いタイプは3カ月から半年で 製造されて半年以上をかけて発酵させるタイプは 樽の底に穴をあけて イワシのオイルを少しずつ垂らして作り上げるのが COLATURA DI ALICI
COLATURA とは イタリア語で 垂らすとか濾過するという意味です。
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なので 現在は COLATURA ALICI DI CETARAが イタリアでは元祖となっております。勿論シシリー島やほかのエリアでも作っている場所はありますよ。生臭さは全くありません。
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全く添加物を加えられていない自然の魚醤は イタリアでは Colatura di alici だけです。
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若いColatura と 1年以上発酵させた物は 塩気の角が取れてとってもまろやかな物でした。以前チェターラで購入したのは ベネチアの瓶に入って1万円位していましたが 瓶は安くて良いから安くして~とお願いした記憶があります。発酵が進んでいくとアミノ酸が形成されるので 今度は甘味を感じます。
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日本で有名なのは イルカさんのマークのDELFINO は 有名な百貨店そして 楽天などでは販売していると思います。
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アンチョビーのパスタ、魚のスープ、魚介をにんにくとオリーブオイルで炒める時に入れても美味しいと思いますが 塩分が強いので 気を付けて下さい。最後にかけて食べるのが 失敗しない方法かもしれません。





2021年08月08日








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今日は アンチョビー(カンタブリコ産)が届いたので 早速パスタの試作をしました。
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やっぱりアンチョビーの味にコクがあるから 今日は ガルムを使わないでアンチョビーだけと ガルムを使った2種類で実験しました。
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材料は 
伝統製法スパゲッテイ 100g
カンタブリコ産アンチョビー50g 8切れ
にんにく 1かけら
オリーブオイル大匙5杯
ガルム(colatura di alici 未使用)
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パスタを茹でる時に 塩を全く入れないで茹でる。
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フライパンにオリーブオイル大匙5杯を入れてにんにく1かけら(包丁を入れておく)
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アンチョビー3切れを小さくカットして フライパンに入れて炒める にんにくが焦げ茶色になったら 取り出してそのまま待つ
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パスタを7分で茹で上げたら フライパンに移動して ゆで汁を麺が浮かぶ位 入れる。そしていつも通りどんどん煮込む、麺が硬い場合は 更にゆで汁を加えて煮込み上げ 麺が丁度よくなったら火を止めて アンチョビー3切れを 細かくかっとして パスタに混ぜる
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お皿に 残りのアンチョビーを飾って完成です。
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Colatura di alici(ガルム)イワシのオイル ネットでも 最近はお店でも見かけます。
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最初からガルムを入れてしまうと 塩が強くなる可能性があるのですが フライパンで煮込む際に 中さじ1杯のガルムを入れて一緒に煮込む。
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最後にアンチョビーを乗せて 塩気が弱かった時に ガルムは足した方が 良いと思いました。
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是非簡単ですから お試し下さいませ。塩分が強くなり過ぎないように気を付けて下さいませ。
2021年08月06日


4月の下旬に注文を完了してから今回は3カ月の時間がかかりました。

冷蔵で運ぶとは言え 温度管理をしないとお酢になっていくワインは 本当にこの時期到着すると とっても気を使います。

また到着して1カ月弱は 温度管理をして休ませないと 毎回味がぶれておりますが 大体1カ月経過すると 美味しい味に戻っていきます。

アンチョビーも今回冷蔵で運んで 保管も冷蔵なのです。市販のアンチョビーと異なり塩分濃度が薄いためです。
また パスタなどの調理に使用する場合は 缶の中のオリーブオイルは 使わないで料理をした方がフレッシュです。オリーブオイルは 酸化させない働きがあるので 使用されますが 時間の経過とともに 少しずつ劣化が始まるので 触って頂くと どのアンチョビーのオイルもそうですが 少しべたべたしております。 私は 直ぐ 当社のオリーブオイルの中に移し替えて より美味しい状態にして冷蔵保管する予定です。

汗をかいたお休みは ちょっと塩味が強い アンチョビーのパスタと スパークリングワインは 如何でしょうか?

アンチョビーとアンチョビーオイルのパスタのレシピは また次回アップ予定です。

 



2021年07月17日








昔イタリア トスカーナのオリーブオイル近くのレストランで 夏に出して貰ったミルクジェラートに 新鮮なエキストラバージンオイルがけ。夏のデザートに完璧です。
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AFFOGATO TOSCANO 普通は エスプレッソにジェラートです。
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もう10年以上前に イタリアで感動して 最近は日本でもあちこちで見かけるけど 結構バニラアイスでやってますが 実は ちゃんと説明が付く論理があります。牛乳とオリーブオイルの脂肪酸の形状が 似ているので 全く食べても違和感が口の中でないんです。オリーブオイルの脂肪酸は 母乳の脂肪酸と似ているので赤ちゃんの 離乳食などにも オリーブオイルは使われます。だから ミルクジェラートでないと 私はダメです。
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イタリアの FIOR DI LATTEは 牛乳や生クリームを 時間をかけて濃縮して砂糖を極力少なくして 牛乳の甘さで食べるジェラートです。今は日本でも 見かけるけど やっぱり日本のミルクではイタリアの濃厚なミルクの味が出ていません。
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今日も 日本のデパートの国産ミルクジェラートでやってみましたが やっぱり 味が今1つでしたが でもオリーブオイルとの相性はバッチリですよ。
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拘りたい方は 木次乳業や北海道浜中の乳脂肪分5.0当りと生クリームで 原液を作ってジェラート作っても もっと美味しくなると思います。
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だから バニラアイスでは 駄目なんです お好みですが。
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オリーブオイルが サラサラしていないと ベトベトして食べれませんので 新鮮な オリーブオイルを使ってみて下さい。
2021年07月10日


もう2年もイタリアへ行かないと 美味しいモッツアレーラが恋しくなります。Mozzarella di bufala(水牛) 勿論 普通の牛のモッツアレーラもあります。


南のイタリアで作られる 水牛のモッツアレーラは 脂肪分も多くて本当にミルクも甘くて美味しいんです。

これは 製造されて3日以内に食べないとダメと 良く生産者さんが話をしていました。それを日本に 運ぶというのは どう考えても無理がある話です。イタリアの会社によっては 添加物が本当は入っていないのに 日本向けには 入っていたりするのを見かけます。

また日本に到着して 袋詰めされた物をよ~く見ると 水の部分が白く濁っていると それはモッツアレーラの中のお乳が抜け出しているから選ばない方が良いと思います。美味しい物は 透明のお水だと思います。

時間が経過したイタリアのモッツアレーラを食べるなら 国産のモッツアレーラが まだ良いかと思って食べるとやはり 甘さがないから モッツアレーラだけは イタリアへそれも南イタリアへ行かないと美味しい物は 食べられませんね?

ゴムまりのようなモッツアレーラだけは 口にしたくないです。(笑)





2021年07月06日



今月末にワインがやっと入港して 8月上旬には 輸入手続きを完了して 配送センターへ到着の予定です。予定よりも1カ月位船便が遅れて 予定が狂ってしまいましたが 沢山の新しいスパークリングワインが 入荷致します。

プロセッコは 色々味見ができるように これまでのBRUT EXTRA-DRY そして 新発売のロゼも入荷致します。3種類のプロセッコを味わって頂くには 又とないチャンスです。

そして数年ブランクがありましたら ランブルスコも3種類 辛口 甘口 そしてワンランク上のランブルスコも入荷致します。

そして 前回瞬間で完売となった シャポーのブルットも今回は沢山入荷致します。勿論好評だった ロゼも入りますよ。

今回入荷する プロセッコロゼは ブドウ品種 グレラ87% ピノネーロ13%の 配合となります。

今月末 お楽しみにしていて下さいませ。 最高級産のカンタブリコ産アンチョビーも 同時入荷です。







2021年06月26日


もう15年位前から 当社のオリーブオイルを販売して貰っている生ハム屋さん

東京の成城で 生ハムやサラミなど食材を販売している お店です。当社のダッテリーノトマト缶、オリーブオイル、パスタ、ジェノベーゼなども販売して貰っております。


オーナーのカットするハムは みずみずしくて ハムの表面が艶々していますよ。パックされて テカテカして固い生ハムとは訳が違います。イタリアで 食べる以上に下手すると美味しい 生ハム職人さんです。

もう雑誌などで かなり有名だからご存知の方も多いと思います。

最近チーズも販売され始めたようで、彼の目に適ったチーズは 町のお店や百貨店で買うより何倍も美味しかったです。

ちゃんとお客さんと会話しながら 試食までして貰って丁寧にファンを増やしてます。

是非 チャンスがあったら SALUMERIA 69 さんの生ハムを食べてみて下さいませ。



2021年06月12日


6月にイタリアへ行くといつも デザートで食べたいたのが ソルベット リモーネ
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日本のレモンシャーベットとは全く異なり、飲むレモンシャーベットです。シャーベットというと 氷がでるけど これは牛乳が主体だから トロトロしていて 本当にさっぱり飲める 夏のデザート。
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甘いのが苦手という男性も イタリアで結構おいしい おいしいと 食べていたのを思い出します。
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これは 輸入しようとすると 沢山添加物が入るので 手を出しませんが(と言っても日本の添加物からすれば 全然健康的)
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ちょっと簡単なイタリアのサイトで 作り方があったので 今度試しに作ってみようと思います。
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材料は 400g レモンのジェラート、100mlのプロセッコ を
ブレンダーで数分かき混ぜて トロトロさせて 最後にレモンを飾って終わり。
ポイントは 日本のレモンは酸っぱいので イタリアの味が濃くて甘いレモン(南イタリアの皮が厚いタイプ)を使ったイタリアのレモンジェラートが良いと思う。
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日本ではシャーベットではなくて レモンのジェラートを使うと良いと思います。
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作り方の参考までに
https://blog.giallozafferano.it/.../sorbetto-limone-cremoso/



2021年06月06日

昨日から 先週木曜日にイタリアのジェノヴァで製造されたジェノベーゼがお客様の元へ届いております。現時点では 破損報告がないので 逆にビックリです。
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当社にも昨日届いて箱を開けたらちょっといつもより色が濃い目かなと思ったけど太陽光の下だと やはり明るいエメラルド色でした。
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今日 市販の4本のジェノベーゼソースのサンプルも 同時に試食したけど これなら うちのジェノベーゼは2倍美味しいと 言い切れる感じでしたよ。
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市販のは まずバジルの味がしない、砂糖がいっぱい、そして保存剤もいっぱい そして色がやっぱり変でした。賞味期限は長く、製造している場所も リグーリア州の本場ではなかったです。
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私は イタリアでしかジェノベーゼは食べた事がなく、その中で一番美味しい会社を選んでいたからわからなかったけど 今日 日本の市販で 販売しているジェノベーゼを食べてみて これは全然違うと 叫んでしまいましたよ。
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ジェノベーゼは ファンが沢山いるから 半年に1度(ハウス物のバジルを使った物でも)輸入しようかなと思いました。まだまだ輸入数量が 少ないけど 今の3倍位 輸入できたら 多分もっと値段も 下げられると思った。
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パンにつけても 美味しいし、パンにたまごサラダとジェノヴェーゼでも色合いも可愛くて美味しかったですよ。
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作り方は
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パスタを茹で上げたら オリーブオイルで麺を絡めてそのままボウルの中で 火を加えないで ジェノベーゼソースを絡める それだけですよ。あと 私はパルミジャーノの粉末をかけて食べたら 全くイタリアの味でした。

当社のジェノベーゼの原材料は

オリーブオイル バジリコDOP 松の実 にんにく お塩 パルミジャーノ ペコリーノだけですよ。





#フレッシュジェノベーゼ
#ジェノベーゼソース
2021年05月27日
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よくオリーブオイルが酸化するから心配という質問を受ける事があります。昔はキャップが壊れたりして 綺麗に回ってはまらない事があったときも これじゃ直ぐ酸化する なんてご意見も耳にしましたが
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実は そこまで 神経質になる必要がないのが エキストラバージンオリーブオイルです。何故なら 上質なオリーブオイルには 抗酸化の性質を持っているからです。オイルサーディンや アンチョビー、ツナなども オリーブオイルに漬けてあります。つまり上質なオリーブオイルは 酸化を遅らせる働きがあるのです。
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私も以前青魚を生ごみとして捨てる時に スプレーで振りかけて臭いがでるかどうか確かめましたが 1日位では 魚の生臭いにおいを感じませんでした。もちろん 夏と冬の時期では 腐敗の具合が異なるので一概には比較できませんが。
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酸素と触れると酸化が進むのは 間違いないのですがそうなり難いのも上質なオリーブオイルなんです。酸化していると思いこまれて 絶対 酸化していると言う問いには 何を以て 酸化と仰っていますか?と質問します。最後は 検査機関で 分析すれば一番明瞭となります。
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オリーブの実は 木から離れた時からグリセリンと脂肪酸になり脂肪酸に酸素がついて 酸化が少しずつ進みます。なので オリーブを収穫して24時間以内にオリーブオイルにしなくてはいけないんです。最後のオリーブオイルが作られる時の温度が30度以下を低温抽出と言います。そうでないと エキストラバージンオリーブオイルも 酸化が進むのです。
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なので ご自宅での管理も できれば理想的には赤ワインのセラー18度前後、あとは25度以下の涼しい場所で管理が酸化を進ませない管理方法です。 夏場の熱帯夜は かなり危険なので 私は野菜室もお勧めしております。これは イタリアの工場のアドバイスとなります。温度の変化が多いと 香りが抜け易くなるのですが 品質には問題がありません。
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上質なオリーブオイルは あと光(太陽や電気の灯なども)も劣化させる原因となります。3か月から半年も明るい場所に置いておけば 色がだんだん緑から黄色 そして最後には無色となっていき、手で触ってみると ベトつく感じがあります。そして全くの無臭となります。
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以前当社のオリーブオイルは 透明の瓶でした、やはり色をしっかり見て頂きたいと思って、その時は 冷暗所保管を 光の劣化を防ぐ為にお知らせしてきましたが 現在は 黒の遮光瓶となって 光の劣化の心配はなくなりましたが 色をお見せできないのは残念です。黄色のオリーブオイルは 意図的に遮光瓶にしていたりと まあ 言い方は 様々です。
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結果的に 夏場の7月 8月 9月だけ 25度以下の暗い場所で保管して頂ければ 全く問題がありません。ワインセラーがあれば そこでもOK, 何も涼しい場所がない時は 夏場だけ冷蔵庫の野菜室でもOKです。(香りが少し抜けていきます)
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イタリアで酸化度の検査を数回やると 数回その数値が変わるのも自然の物です、なので 今年は絶対この数値とは 言えないのが本当の意見で、当社のオイルも昨年10月収穫して 直ぐ検査した時は 0.21でした。でも 5月12日と13日 2回検査したときは 0.15と0.17(イタリアの法律では 0.8以下をエキストラバージンオイルと規定しています)なので 毎年当社のオリーブオイルの酸度は 0.2前後と 私はお知らせしております。
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ただ これは 数値から見たエキストラバージンオリーブオイルの顔であって、これが美味しいとか 良い物という指標には当たらないと思います。ただし 酸化していない健康的なエキストラバージンオリーブオイルは 酸化度が低いこと、過酸化物の数値が低いのが 絶対大切なのは間違いないです。
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なので日本で 販売するすべてのオリーブオイルに 薬品を混ぜてないもの、精製していない状態での酸化度を 表示する義務を国が法律化したら もっと消費者の皆さんは安心できるのではないかと思います。色々 精製すると 香りは全くなくなりますので 色 臭い そして口に入れた時の ベタベタした印象なども 検査をしない限りにおいては 良いオリーブオイル選択の目安となるのではないでしょうか?
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当社のトスカーナ地方のオリーブオイルは 青臭い(青りんごやハーブ系)の香りが強く、ポリフェノールが多い緑のオリーブ中心で搾られているので 少し辛みがあって(特に無濾過タイプ、濾過タイプはマイルドです) 口に入れて飲んでもサラサラしてるのが 大きな特徴です。
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最後に エキストラバージンオリーブオイルは 生で食べて、炒め油などには 普通の安いオリーブオイルを使うという声も良く耳にします。 もし酸化に拘るのなら 何故 体に悪い油(既に酸化が進んでいるオイル)に熱を通して 体に良いのですか?と ちょっと意地悪な質問をします。
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イタリアでは 家庭で使うオイルは1つ、揚げ物や炒め油、そして生食用も。 酸化が進むのは 熱を加えるからこそ 酸化していないオイルを使うべきではないかなと考えます。
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だから エキストラバージンオイルは 価格も日常でないと使えないという事です。






分析表の数値
5月12日 2021年 酸化度 0.17 過酸化物 8.1 オレイン酸73.5% リノレン酸0.75%

5月13日 2021年 酸化度 0.15 過酸化物 9.2

イタリアの法律では 酸化度は エキストラバージンは 0.8以下 過酸化物 20以下と規定されております。 
2021年05月26日
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イタリアのトスカーナ地方で 20年間生産者と一緒に話を聞きながら 毎年収穫時期の10月には 必ず出来具合を確かめに行きました。10年間は お客様も一緒に オリーブオイルを収穫してみたり 搾りたてを 味見して来ました。
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オリーブの木は 大きさにもよりますが トスカーナ地方のオリーブの木からは オリーブの実は 約20-40kgが 収穫されます。
勿論その年の収穫量や 木の年齢に寄ってもオリーブの出来具合は異なってきます。
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一般的に 20-40g(1本の木)から 収穫されたオリーブから ではどの位の オリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイル)が作られるでしょうか?
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それは まず時期にもよるんです。
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トスカーナ地方では 最近10月初旬から オリーブが緑になり
11月には 緑から黒へ 変わりつつ
12月には ほぼ オリーブの実は黒に染まっていきます。
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当社が輸入しているのは 10月収穫のみだから ほぼ緑色中心の物です。そうなると 20kgの オリーブからは 10%のオイル2kgが搾られます。 つまり凡そ2リットルちょっと 本当に貴重な数量です。
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そして
11月にオリーブの実が緑から黒に変化していくと 今度は
20kgのオリーブから14%のオイル 2.8リットル
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最後に オリーブの実が真っ黒になって収穫すると
20kgのオリーブからは 18-20%のオイルつまり3.6-4リットルのオイルが作られるんです。
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だから緑のオリーブと12月に入ってからの黒のオリーブで作られるエキストラバージンオリーブオイルは 2倍もその量が変わってくるのです。オリーブの実が 熟してくると搾れるオイルの量も増えていくという事です。
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緑のオリーブで収穫されたオイルは 特徴的にポリフェノールが多くて 少し辛みがあります。香的には 物凄い青リンゴやハーブ系の香りです。色は 綺麗な緑色、搾りたては 何故だか蛍光色に光っているんです。ボトルに入れてしまうと 緑色なんです。
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黒のオリーブオイルで収穫された物は 香りが少なく、辛みも減ってきて 色も少し黄色よりの緑と変化していきます。
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勿論辛み、甘味 香りは お好みなので お好みに合わせてオリーブオイルを探してみるのも面白いかも知れませんが、日本では購入時には 消費者の方には 分からないんです。日本には オリーブオイルに関しては ヨーロッパのような厳格な規定や法律が 存在してないんです。



2021年05月25日

今年もイタリアトスカーナ地方では、もう直ぐ オリーブの花芽が付き始めて行く季節となります。
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今日は 少しオリーブの木の受粉について書いてみたいと思います。
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多分お家でオリーブの木を1本育てているけど 花が咲いても1度も実がつかないという経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが これはオリーブの木の特性なんです。
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オリーブの花は自家不結実性という特徴があり 違う品種のオリーブの花粉で受粉します。 ただしトスカーナ地方のフラントイオ品種は 自家受粉すると言われております。つまり オリーブの木を1本育てても 実はいつまで待ってもつけてくれない理由がここにあります。蜜蜂や昆虫が受粉を手伝うのではないのです。
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当社のイタリアトスカーナ地方のオリーブ畑では
50%フラントイオ 品種
40%モライオーロ 品種
 6%レッチーノ  品種
 4%ペンドリーノ 品種
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となります。なるべく多くの品種がある方が 沢山実をつけてくれる可能性は高いようです。
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きちんと毎年木々の剪定と気温 風 などが揃って沢山の花芽をつけて 結実となるのですが なかなかお庭で 沢山のオリーブが実をつけてくれるというのは そう簡単ではないのです。





2021年05月21日
5月になるとオリーブの蕾がつき6月に花を咲かせます。

またこの時期 イタリアは 晴れが増えて空気が乾燥するので 本当に気持ち良い気候となります。6月にジューンブライドというのもイタリアでは 晴れ間が多く乾燥しているから分かる気がします。残念ながら日本は 梅雨で じめじめですね?

暑くなってくるとイタリアでも ジェラートを大人でも食べ始めますが もう1つイタリアの甘くない冷たいシャーベット、と言っても氷のアイスではなくて レモンとミルクを溶かして少しだけ冷たくした飲むシャーベットです。大体レモンが 入っているので 甘いのが苦手な方も これは 大好きな方が多かったですよ。

日本では まだ見かけませんが チャンスがあれば輸入してみたい商品の1つです。


5月 6月は ヨーロッパの窓には アイビーゼラニウムが咲き始めて行きますよ。日本では 花芽が沢山つかないので 同じようには行かないんです。




2021年05月08日


だんだん日本でも 全粒粉や糖質オフの商品が増えてきましたが もうかれこれ20年位前から イタリアでも なんだか変な色したパスタがスーパーで 販売されていました。

結局は 小麦全部を使ったパスタなので 表皮と胚芽も含まれています。 普通の小麦は胚乳だけとなりますね?

つまり味的には表皮が入ったりすると パンでもパサパサになってくるけど 食物繊維が増えて糖質が若干少なくなってきます。


イタリアでは 糖尿病の患者さんでも リゾットのお米は食べてはいけないけど パスタは 量を限定して食べても良いというイタリアのお医者さんの話を聞いたことがあります。

小麦を精製していけばいくほど 白くなって 安い小麦は色々混ぜたりしています。でも イタリアは 法律でパスタに関しては パスタと命名する限りにおいて グラノ品種(原種)を使わないと行けない事となっております。 だからパスタの色は黄色です。

Grano duro とは 硬質小麦  そして良く耳にする Semolina とは 粗挽きという事なので 実際は セモリナ粉という表現は ちょっと日本的な表現となります。 英語では デュラム小麦などとも呼ばれます。

イタリアから 3種類の 全粒粉のパスタのサンプルが届きました。そして 何がどう 普通のと異なるか? 健康的に何が良いのか? 
パスタメーカーの社長さんに 質問を沢山投げております。色々 分かったら 少しずつご案内していこうと思います。

単なる流行の物だったら 輸入することはありませんが 実際に健康的に良いことが分かれば 少し次回輸入してみようかと思っています。




2021年04月15日

3年振りに イタリア ジェノヴェーゼの本家本元 リグーリア州から フレッシュジェノべーゼ(バジルソース)を 5月1日から1週間 予約開始します。
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本当に 日本で輸入されているバジルソースは 保存材が入ることで色が全く変わってしまいます。バジル程 直ぐ酸化する物はありません。だから 保存剤や酸化防止剤 PH調整剤を入れないと日本では 長期販売する事はできないです。
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だから大きな会社は 賞味期限が長くないと手を出しません。でもできれば 早く腐って行くものが やはり 健康には良いのです。
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だから 小さな会社が やはり やるべきかなと考えます。新鮮でエメラルドグリーンの バジルソースは 製造日から賞味期限が1カ月、飛行機の冷蔵便で発送しても お家に届いてから賞味期限は約3週間、勿論冷凍保存できます。
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120gx9瓶 1ケース、40g-50gが 1人前が凡その分量です。
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万一使い切らない場合は オリーブオイルを上面に張って保管すれば多少色も変わりませんよ。
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パスタで残った場合は パンにつけて食べても美味しいですし、少し生クリームで伸ばして お肉屋お魚のソースとしても使えます。
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バジルは イタリアでも5月、6月が最も美味しいバジルです。6月後半から7月になると 葉が濃くなり苦味が少し出たりしますので 過去全て5月から6月のバジルリーフで 作ってもらいます。アルベンガからプラ当たりのエリアが最高級です。
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お届け予定は 6月中旬から下旬を予定です。
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これは 飛行機の冷蔵便だから 成田空港まで朝早くから行って 厚生省や税関処理して 冷蔵便で移動だから 本当に気を使うから 大変です。2017年は 破損が日本の配送中にあったり 本当に気を遣うけど めちゃくちゃ ファンがいらっしゃるので 3年ぶりに 輸入を決めました。
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4月最終週に 詳細は サイトでアップしますよ。




2021年04月08日



イタリアの南へ行くと レモンのシンプルなパスタがメニューにあります。

材料としては バターか生クリームに 野菜だしと レモンだけの事が多いです。具材は レストランによって異なりますが
エビのソテーしたもの 最近は生の海老を乗せているのもみかけます。

案外 幅広のタリアテッレ麺を使って作る場所も多いですが 南ではなく イタリア中部地方です。

材料は

生クリームに野菜だしを溶かして レモン果汁を入れ 最後に黒コショウ レモンの皮(黄色い部分だけ)
レモンオリーブオイルを かけても美味しいですよ。

生クリームに少し野菜だし、マスカルポーネチーズを溶かして レモン果汁というのも チーズがお好きな方には 美味しいけど 濃厚な味となりますよ。


生クリームやチーズが入っても レモン果汁が入ると 全然重くなく さっぱり食べられるのが特徴です。

是非 当社のタリアテッレ麺で 週末さっぱり レモンクリームは 如何でしょうか?




2021年04月05日

今回イタリアのシシリー島 アグリジェントから 6種類のイワシ(アンチョビー)のオイル漬けが届きました。

6種類のうち 2種類に ヴィネガー(色が白っぽいタイプ)と 2種類に酸化防止剤が入っていました。

オイルは プラスティック容器のは 全てひまわり油 そして缶のタイプがオリーブオイル。


缶のタイプは カンタブリコという産地でとれた鰯(アンチョビー) これは スペイン北部のカンタブリコ湾で取れる物が最高級アンチョビーと言われているので イタリアのレストランでもよく 缶のまま 出されてきた記憶があります。

何が違うかというと まず綺麗にイワシが処理されていて 骨などは全くなく フィレと書いています。そして塩化も強くなくイワシの味が濃厚です。

以前 日本のインポーターからも かなり高い値段で購入して食べた物も 美味しかったです。

アンチョビーは 塩漬けだから 温度管理は要らないと思い込んでおりましたが イタリアの工場の社長さんと話をしてわかったのですが
4-20度で管理しないと 駄目だそうです。

つまり冷蔵の運搬をしないと駄目。そして夏場は 温度管理が必要だけど 日本のスーパーは百貨店で そんな管理してないとおもうけどなあ? でも日本の市販のアンチョビーは 塩が強すぎて食べる気がしません。

やっぱり アンチョビーは 私はカンタブリコ産が 一番おいしいです。




2021年03月31日


イタリアへ行くと野菜が甘いから食べるんだけど 都心の野菜は 全然味が薄いし 甘くないから食べないですが ルッコラだけは ほぼ同じ味だからよく食べます。
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苦味のある野菜は 本当に苦手(セリ、春菊、クレソン、セロリ、パクチー、大葉、紫蘇、ミョウガ、荏胡麻)ですが ルッコラやニラは 好きなのが何故なのか? 含まれている栄養素を分析しても 不明です。イタリアのセロリは甘くて美味しい。
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でも ルッコラを食べる時は お塩 オリーブオイル ホワイトバルサミコで 十分美味しいんですけど 私はパルミジャーノの粉末をかけると 最高に 美味しく感じます。特に ホワイトバルサミコとパルミジャーノが 相性良く 美味しいです。
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パルミジャーノは 安い缶に入った 粉末タイプです。アメリカのパルメザンチーズは ちょっと無理。
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本当に 余計な添加物を使わない オリーブオイル お塩 ホワイトバルサミコは 健康にも良いです。ホワイトバルサミコは 殺菌作用が かなりあるから 胃や腸が調子悪い時に飲むと 本当に 回復します、特に貝類や甲殻類の古いのにあたった時。


2021年03月29日

土曜日 久しぶりに ダッテリーノトマトに 粉のパルミジャーノたっぷりと 生クリームでソースを作って パスタを食べましたが
これまた 感動の美味しさでした。

ダッテリーノをお塩とオリーブオイルで煮込みながら 生クリームをオレンジ色になるまで入れて 最後にたっぷりパルミジャーノチーズを粉にして混ぜていくだけです。もし具材が欲しい場合は 最初に サラミや ベーコン、ソーセージなどをソテーしておいて最後にパスタと混ぜて行くだけです。


シンプルなトマトソースに ちょっと飽きたら 生クリームとたっぷりのパルミジャーノ チーズを入れて パスタと和えても美味しいですよ。勿論乳化させても OKです。

メールマガジンで 配信したら 大阪のお客様から 下記の嬉しいコメントを頂きました。

大阪のお客様より
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いつも美味しいもの、ありがとうございます。
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早速、トマトソースと生クリーム、おろしたパルミジャーノでパスタをいただきました。
トマトソースに生クリームは初めてだったのですが、美味しくて、感激しました。
ちょっと嬉しくて返信しちゃいました。


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大阪って なんでも安くないと売れないイメージが関東ではありますが 実際は そうではなくて ちゃんと価値があったら 認めてくれるのも大阪です。トマト缶が 一番売れているのが関西というのも 嬉しい結果です。





2021年03月22日

良質のエキストラバージン オリーブオイルに含まれる ポリフェノールは 喉が弱い方、扁桃腺が腫れ易い方には かなり刺激があります。
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良く 辛いと表現される方がいますが 実は それは味ではなくて喉で感じる辛味だと思います。
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昔 沢山のお客様を集めて 搾りたてのオリーブオイル無濾過を飲んで頂いた時に 凄く痛みを感じる方、全く痛みを感じない方がいて 何故だろうと思っていましたが それは 喉の状態によるものだと だんだん分かってきました。
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勿論咳込む程刺激があるかたも 2回 3回と飲むとその刺激が治まっていくのも分かりましたよ。私も今 花粉症で 鼻や喉が影響を受けてオリーブオイルを大匙1杯飲むと とても痛みが喉にあります。 
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良質のオリーブオイルに含まれる ポリフェノールには 抗炎症作用があります。喉に炎症があるかた 花粉の炎症がある方は 健康面を考えてオリーブオイルを選ぶのも 1つの選択だと思います。


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