イタリア人憧れのバカンスの島(サルジニア島)

私も35年間イタリアへ仕事として通っていますが 未だ足を踏み入れていない場所が1つありました。それは サルジニア島です。沢山のイタリア人がサルジニア島は 海が綺麗で 全て遠浅の海だから子供達にも心配が無いなんて 良く聞かせれていたので 仕事抜きでいつか行きたいと思って34年間訪問していませんでした。
勿論サルジニア島には 仕事して輸入したい商品があったけど どうしてもと思えるものはありませんでした。からすみは もう沢山日本に入っているし 赤ワインは 輸入したけど値段がちょっと高いから2回位輸入してストップしてしまいました。
昨年春 東京での展示会で 羊のチーズのサンプル(クリームチーズ)を見つけて 輸入しようと年末しましたが敢え無く乳固形分が検査で不足して輸入が出来ず でも諦めきれないので 今回チーズ工場を訪問してきました。やはり 自分の目でちゃんと原材料 製造工程を見ておかないと 日本の保護政策の乳製品は 本当に法律の縛りが多いのです。
訪問して本当に色々見えて 質問も出来ました。今年も年末に向けて再チャレンジしたいと思います。
サルジニア島には 沢山のフラミンゴが居ましたよ。塩湖に出来る藻がアルカリ性なので それを食べて色がピンクだったりオレンジだったりに変わるそうです。そこにはミネラルのヨードが含まれているようです。でも日本では ヨードが含まれる塩は 何故だか輸入禁止なのです。でもヨーロッパでは 最近ヨード入のお塩が 沢山増えているのを感じます。
日本の精製塩のように化学分解する事なしに 天日 干しをして洗浄 粉砕 乾燥 これが何よりもナチュラルなお塩なのです。精製で化学的に作ると元々含まれるミネラルは 消えていくのです。日本でも自然に作る際には にがりを使いますが これがマグネシウム。私は どうも塩に大切なのはマグネシウムのミネラルではないかと思っています。
いずれにしても塩は 化学的に熱処理をしない事が 一番大切なのが見えてきます。
当社も秋には シシリー島トラパ二から ナチュラルのお塩を輸入して もう1つ塩の花で作られるお塩も少しだけ入れます。これは甘味が一番強い気がします。
羊のクリームチーズは パスタやパンに塗って食べれますが 羊のチーズのリコッタと言えば カンノーロ、工場のオーナーに是非 カンノーロクリームもサンプルで作って下さいとお願いしてきました。
最終日に 半島の先にある素敵なレストランのテラス席から 真正面に浮かぶ赤い月を 初めて見ました。こんなに大きくて赤い月には ビックリです。そして月曜日の夜なのに お客さんでいっぱい。料理と価格が お客さんに受け入れられたら 月曜日とかは 何も関係ないのがイタリアで良く分かります。
また サルジニア島は 近々訪問しようと思いました。
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