はちみつを知る
これまで沢山のお客様からの声により 長年はちみつを探してきました。
はちみつの歴史を遡ると人間の歴史以前から はちみつは作られているようです。6000年前スペインの壁画に描かれているようです。また5000年前には ギリシャ神話にも 養蜂の神というのが記述されているほど はちみつの歴史は 古いのです。
またその作られる場所は ミネラルが豊富で 乾燥した地域が良いはちみつを作る産地のようであります。
蜜蜂は 花の蜜を吸い上げて運んでくる外勤バチと 巣で受けて働く内勤バチがいて、蜜に含まれる水分60%を20%まで なんと自身の羽を扇風機にして飛ばしていくんですよ。花の蜜は ショ糖として運ばれますが 蜜蜂が持っている酵素で これをブドウ糖と果糖に分解していきます。
蜜蝋にたっぷり蜜を貯め込んで 蜂蜜の水分も20%位になると今度は蜜蝋で 蓋をし始めるのです。空気上の水分が入らないようにする為だそうです。その段階で はちみつを採取するタイミングとなり 機会で分離してはちみつの完成となります。
ヨーロッパでは はちみつの定義が昔から厳しく ドイツに至っては はちみつ純正法という法律まである位なのです。その基準を取り込んでルーマニアなども ただしい蜂蜜を製造しているようです。
今回輸入に当たり日本の厚生省の 天然の非加熱はちみつの基準というのがあり
水分が20%以下(濃厚でなくてはいけない)
果糖と葡萄糖が 60%以上
ショ糖は 5%以下
その検査も気温20度で 行わなくてはいけないという厳しいルールがありました。イタリアで検査したら(日本政府が認可した機関)で当社の輸入する
TIGILIO 水分17.8% 果糖と葡萄糖が67.7% ショ糖は0 気温20度という結果
Millefiori 水分18% 果糖と葡萄糖が64.2% ショ糖は0 気温20度の基での結果だったので
全て基準はクリアーです。
結局ここまで厳しくするのは 日本のはちみつの普及段階で 水あめや着色料など色々な 添加物や不自然な物を混ぜて はちみつと呼んできたからなんだと思います。今は日本でも 法制化が進んでいて 本当に天然100% そして非加熱でないと駄目のようです。
またコンテナーも高温過ぎるとミネラルが壊れる可能性があると言う事で ワインと一緒に冷蔵のコンテナーで運びました。
はちみつの色の違いは 花のみつに含まれるミネラルの成分による物で ミネラルが多い程色が濃くなるようです。つまりアカシアなど薄い色は 比較的にミネラル成分が少ないようです。
また容器も プラスティックが安いのは分かりますが ガラス瓶が良いと思いました。今後有機フッ素化合物などの問題を考えても 多分石油製品のプラスティックは 健康被害の問題が 出て来るのではないかと推測します。
兎に角日本の法律ではなくて イタリアやヨーロッパの食品の法律が 何倍も厳しいので これからも商品と容器には十分気をつけて輸入を考えて行こうと思います。
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