オリーブの受粉について
今年もイタリアトスカーナ地方では、もう直ぐ オリーブの花芽が付き始めて行く季節となります。
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今日は 少しオリーブの木の受粉について書いてみたいと思います。
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多分お家でオリーブの木を1本育てているけど 花が咲いても1度も実がつかないという経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが これはオリーブの木の特性なんです。
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オリーブの花は自家不結実性という特徴があり 違う品種のオリーブの花粉で受粉します。 ただしトスカーナ地方のフラントイオ品種は 自家受粉すると言われております。つまり オリーブの木を1本育てても 実はいつまで待ってもつけてくれない理由がここにあります。蜜蜂や昆虫が受粉を手伝うのではないのです。
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当社のイタリアトスカーナ地方のオリーブ畑では
50%フラントイオ 品種
40%モライオーロ 品種
6%レッチーノ 品種
4%ペンドリーノ 品種
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となります。なるべく多くの品種がある方が 沢山実をつけてくれる可能性は高いようです。
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きちんと毎年木々の剪定と気温 風 などが揃って沢山の花芽をつけて 結実となるのですが なかなかお庭で 沢山のオリーブが実をつけてくれるというのは そう簡単ではないのです。
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