オリーブとオリーブオイルの歴史
ブドウと並び、オリーブは人類によって最初に栽培された植物の一つであると言われています。オリーブ栽培はペルシャ中部、
メソポタミアからエジプト、フェニキア、さらにギリシャへと広がっていきました。大昔、地中海東部の人々の食料はオリーブとブドウであったと
言われています。オリーブは食料やランプの油、そして鎮痛作用のある軟膏としても重宝がられていた為、宗教的な意味を持つ神聖な存在として
扱われてきました。オリーブに関する最古の記述は、BC12世紀エジプトのパピルスにあるとされています。古代エジプト王ラムセス三世が供物として、
ヘリオポリスの町周辺に広がるオリーブ畑を太陽神ラーに捧げ「これらオリーブの樹から純粋な油を搾り、あなた様の神殿の灯火を燃やし続けることが
可能です。」といった内容が記してあります。
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